〜モヤモヤしたときに“本音”に出会うためのシンプルな習慣〜

「なんとなくイライラするけど、原因がわからない」
「楽しいはずなのに、どこか満たされない…」
「今、自分がどうしたいのかさえ見えてこない」
そんなふうに、自分の気持ちがわからなくなる瞬間、誰にでもあります。
忙しさやストレス、情報過多のなかで、心が“置き去り”になっているサインかもしれません。
私自身も、何を選んでも「これでよかったのかな…?」とモヤモヤが残る時期がありました。
でも、いくつかの習慣を続けることで、少しずつ**“自分の本音”に耳をすませる感覚**が戻ってきたんです。
今回は、自分の気持ちがわからないときの対処法を6つご紹介します。
静かに、やさしく、自分と向き合う時間のヒントになりますように。
🧭 自分の気持ちがわからなくなるのは「よくあること」
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まずお伝えしたいのは、「自分の気持ちがわからなくなることは、悪いことではない」ということ。
以下のような状態のとき、誰でも“心が迷子”になります。
• 人に合わせることが習慣になっている
• 考えることが多すぎて、感情が置き去りになっている
• 忙しさで“感じる余白”がなくなっている
• ネガティブな感情を無意識に抑え込んでいる
気づいた時点で、すでに“取り戻す第一歩”が始まっているのです。
🌿 自分の気持ちがわからないときに試したい6つの対処法
✅ 1. 「今」の気持ちを“紙に書き出す”
「モヤモヤする」「イライラする」「なんとなくつらい」――
理由がわからなくてもOK。思いつくままに、感情や言葉を紙に書き出してみましょう。
📄おすすめ
• ノートでもメモ帳でもOK(スマホより手書きが◎)
• 「どうしたの?」「なにがつらい?」と自分に問いかけながら書いてみる
• まとまってなくても、汚くても大丈夫。とにかく“出す”ことが大切
✅ 2. 「体の感覚」に意識を向ける
感情は、実は「体」にも現れています。
胸がザワザワする、胃が重い、頭がボーっとする…そんな微細な体のサインに耳を傾けてみてください。
👣やってみる
• 静かに目を閉じて深呼吸を3回
• 「今、体のどこに違和感がある?」と探してみる
• 感じた場所に「ありがとう」と心でつぶやくだけでも効果があります
✅ 3. 「気になっていること」を書き出して、順位をつける
心がざわつくときは、複数の気がかりが同時に心を占領している状態。
書き出して優先順位をつけるだけで、意外と心が整理されます。
✏例
• 仕事の締切が気になる
• 人間関係の不安
• 将来のお金のこと
→ 優先度順に「①今すぐ対応できる」「②少し整理すれば軽くなる」「③放置していたこと」などに分類
✅ 4. 自分に“質問”してみる
「私は今、どうしたい?」
「どうしてこれが気になってるの?」「本当は何を求めてるの?」
こうしたセルフクエスチョン(内省質問)は、自分の本音を見つける鍵になります。
✅ 5. 感情を「名前でラベリング」する
心理学では、感情に“名前をつける”こと=ラベリングと呼びます。
たとえば…
• 「不安」「焦り」「退屈」「寂しさ」「怒り」「悲しさ」「期待」など
• 「あ、これは“焦り”だな」と自分で認識するだけで、感情が少しずつ落ち着いていきます
名前をつけることで、“感情にのまれず、見つめる側”に立つことができるんです。
✅ 6. 人に話す・つぶやく・言葉に出す
誰かに話すことで、自分の気持ちが自分の耳にも届くようになります。
大げさでなくていいんです。たとえば…
• 信頼できる人に「ちょっと聞いてほしい」と話してみる
• SNSや日記に軽くつぶやく
• 一人のときに口に出してみる「なんか、疲れてるかも」など
言葉にすることで、感情が現実とつながって、落ち着きや気づきが生まれます。
🧘♀️ 自分の気持ちに気づく力は“筋トレ”と同じ
最初は「わからない」「しっくりこない」かもしれません。
でも、日々少しずつ自分と向き合う時間を持つことで、
“気づく力”は必ず育ちます。
• 書いてみる
• 感じてみる
• 観察してみる
この3つのステップをコツコツと繰り返すことで、心の奥にある本音が、少しずつ表に出てくるようになります。
【まとめ】
自分の気持ちがわからないのは、「今ここ」に戻ってきてほしいという心のサイン。
大切なのは、答えを無理に出そうとすることではなく、“感じている”自分に寄り添うことです。
☘ 今日からできること
✔ ノートに今の気持ちを書く
✔ 深呼吸して体の声を聴く
✔ ひとつだけ、感情に名前をつけてみる
✔ 「私は今、どうしたい?」と問いかけてみる
焦らなくて大丈夫。
ゆっくりでいいから、“あなたの本音”とまたつながれますように。
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